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今日もぽれぽれ

「ポレポレ」とはスワヒリ語でのんびり、ゆっくりという意味です♡

母と病院の待合室

高齢の親のこと 家族

この間の私の誕生日に、息子からボーズのワイヤレスのイヤホン(Bose SoundSport wireless headphones)プレゼントされました。ジムの筋トレの時に使えるタイプです。これまで、普通のイヤホンしか持っていなかった私は、その衝撃的な音の良さにかなり感動してしまいました。それと同時に、バッグから取り出す度にコードがいちいちからみあっていたのですけれど、そのストレスからも解消されました。

クールなデザインのイヤホン保管ケースもついていたので、それ以来欠かさず携帯するようになりました。

先日、母を病院の整形外科の診察に連れて行った時、なんと、そのイヤホンがとんでもなく役立ちました。

今日は、ボーズもビックリのシチュエーションで使用されたワイヤレスリモコンの漫画です(笑)

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病院からの帰り道、

氷川きよしがいっぱい見られてよかったでしょ?」と私が言うと、てっきり、大喜びしてくれたと思った母が、病院にいる時間に氷川きよしの番組をいっぱい見逃して、私のあんなちっちゃいスマホ画面でしか見られなかったことを残念に思っていたのには、おかしくて笑ってしまいました。インターネットのユーチューブでみられるというのが、理解できませんものね。

母は、新聞のテレビ欄を大きな拡大鏡を使って、氷川きよしが番組に出ていないかどうかをチェックするのが毎日の日課です。そして、出演番組は、きちんと見逃さずに見ているひとでした。最近、寝たきりになってしまったけれども、その日課だけは欠かさず続けているようで、氷川きよしの番組をいつもいつも楽しみにしているのです。

ここのところ急速に弱ってきてしまった母ですけれども、とりあえずひとつは喜びがあるということに、安堵している私なのです。

 

婚礼衣装の試着に立ち会う

娘の結婚 家族

結婚を決めた娘達は、式場選びも自分たちだけでやるということで、ふたりだけであちこちのブライダルフェアに申し込みをして行っていました。

そして、ある日のこと娘から「婚礼衣装選びに行くけど一緒に来る?」というラインが来ました。

うわ〜!花嫁衣装選びだ〜!やったー!!

 

ふたりが選んだ式場はこじんまりとしたとてもいい会館でした。そして、衣装室に入ると、そこはまさしくブライダル一色!ウェディングドレスだらけのお部屋は、別世界です。その日は、和装と洋装の両方を選ぶということでしたが、試着室には他のお客様はいません。家族だけで気兼ねなく御衣装を選べるということで、和気あいあいのムードで始まりました。

最初に和装の打掛から試着してみるということで、床には敷き布が敷かれ、そこに候補となる打掛がいくつかセットされていました。

今日はその時の模様を漫画にしました。私のベクトルが相当ずれていて、立ち会い人にはふさわしくなかったかもしれません(笑)

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そんな感じで、会館の衣装室では花婿さんになる彼とも一緒に楽しい時間を過ごさせてもらいました。ところが、家に戻りスマホで撮影した娘の花嫁姿を見ていたら、急に涙が溢れ出て来て止まらなくなってしまったのでした。

娘は、母子家庭時代からずっと共に生きて来た、ある意味、私の人生の同士です。私の離婚と再婚という親の都合で生活環境が変わり、血の繋がらない主人をお父さんと呼ぶようになり、思春期と重なっていた頃だったし、私には言えない心の葛藤もあったかと思います。それなのに高校受験も、大学受験も猛勉強して、希望の学校に進学し、就職を決めて社会人になってからも、本当によく頑張って来たと思います。

そんな彼女だから、夫も私も娘の結婚は遅くなるのではと心配していたのですが、とってもナイスガイな彼氏と結婚が決まり、嬉しいという一言では言い表せないくらい幸せな気持ちにさせてくれました。彼だけでなく、ご両親までもとても立派で素敵なご家族で、いいお相手にみそめられたことに、感謝の気持ちでいっぱいです。

そう、この日、スマホの写真を見ながらしみじみとこれまでの人生を振り返ってしまったのでした。

 

 

 

両家の顔合わせ

家族 夫婦 娘の結婚

師走になって書くのもなんなのですが、実は、今年のはじめに娘の結婚が決まり、3月には両家の顔合わせをいたしました。

当人達は大げさなことはしたくなく「両家の顔合わせ=カジュアルな結納」ということでやりたいというので、すべて子供達が仕切ることになったのでした。

夫も私も、最初言葉の意味を取り違えていて「ラフな結納」と勘違いしており、すごく気楽に構えていたのですが、ネットでググッてみましたら、「カジュアルな結納」ということでけっこうルール化されているじゃないですか!それこそ、カジュアルなんて嘘八百で、当日の服装や、結納代わりの贈り物のお品を用意することや、けっこう親が気遣って準備しなくてはいけないことが沢山あったのでした。

そして、一番頭を悩ませたのは、カジュアルのレベルでした。

ネットで見ると、カジュアルのレベルもピンからキリまでいろいろとあり、先方に失礼がないようにとあれこれと娘に確かめようとしても、当人達は年度末で仕事に忙殺されており、ラインしても既読スルーだったりして、親としては、とてもやきもきした日々を送っていました。

 

そして迎えた当日、遅刻するという失礼があってはいけないと、私達は現地に30分前くらいには到着していようと余裕を持って出発したのでした。

そもそも私達世代は、こういう大事な日は、待合せに余裕を持つというのが当たり前になっていると思います。ところが、今の子供達は、いつもスマホを使い、待合せ時間から逆計算して出発時間を決めていくせいか、待合せには必ずオンタイムに現れるんですよね。余裕を持って現れたりは決してしないのです。

まあ、遅刻しないわけだから悪くはないかもしれないけれども、両家の顔合わせで、互いに顔を知らないもの同士が先に顔を合わせてしまうというのは、どうにも気まずくて、モジモジしてしまいますよね。

今日はそんな両家の顔合わせの日の漫画です。

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顔合わせまでのバツの悪い時間がありましたけれども、案内されたお部屋では、娘の彼が席順から家族紹介等一生懸命気遣ってくれ、無事に両家の顔合わせをすませることが出来ました。ありがとうございました!感謝します。

また、わが夫も、娘とは実の親子ではないのに、私の娘を経済的にも精神的にも支えてくれ、このように嫁がせる親としての役割を立派に果たしてくれたことを、本当に感謝したいと思います。ありがとうございます!お式もがんばってくださいね。

還暦キラキラ記念写真

家族 夫婦

昨日は、私の誕生日でした。

そして、50代よサヨナラ、60代よいらっしゃーいの還暦になってしまいました。

それなのに、夫は朝から私の誕生日なんてすっかり忘れて、スマホをいじってるし、息子なんて朝の「おはよう」すらなく、起きて私の前をスルーしていきました。

なんなの、男ども!

私は前日に、還暦イブと称して、夫と息子にこれまでの感謝の気持ちを込めて、5時間もかけてディナー(日山の牛スネ肉の赤ワインとトマト煮込み、ドライトマトポルチーニ入りピラフ、マッシュドパンプキン、ハート型人参グラッセ、あやめカブメインの彩り野菜サラダ)を作り、胃袋に刻印したと思ったのに。↓

 

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さすがに「ちょっとちょっと、今日、誕生日なんですけど」と夫に言うと、ハッとして、「そうだ!おめでとうございまーす」と身を折るようにして言ってくれました(笑)

そんな男どもが仕事に出かけて間もなく、ゾゾタウンから大きな箱が届きました。開けてみると、なんと、娘からのプレゼント!ツモリチサトの猫ワッペンがついた可愛いマフラーでした。そこには真っ赤な封筒に入ったバースデーカードが添えられていました。やっぱり女の子を生んでおいて良かったです!きゅんきゅんするメッセージが書かれてました。

 

夕方になると、夫から電話があって、バースデーの夕食をご馳走してくれることになりました。待ち合わせ場所の丸ビルに行くと、街はクリスマス一色。どこもかしこもキラキラしていて、それはきれい!夫とキラキラデートになりました(笑)

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今日は、夫がキラキラをバックに写真を撮ってくれるというのでお願いしたときのことを漫画に。

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還暦のキラキラ記念写真になったはず。

二刀流

スポーツジム 古武道

古武道の稽古も、なんと、この11月で丸5年になります。

ところが、私はほとんど進歩していません。後から入ってくる若い人達にどんどんと追い越されていきます。まあ、追い越されていくことは何とも思っていないのですけれど、稽古をしても、なかなか理解できずに不完全燃焼で終わることがつらいのです。

その上、最近はすっかりと筋力が落ちてきて、簡単な動きでも、ふうふう言う始末。情けないです。

 

この間は、柔術だけれども、二刀を意識した稽古をやりました。左手が小太刀、右手が木刀と意識してやらないといけないのですけれど、先生のお手本の動きを見ていると簡単なことが、自分でやってみるとものすごく難しいのです。

さばく位置と方向、手のあげ方、相手との間合いと軸への連動の仕方、前膝にのりながら相手の袈裟に入る方向と重さのかけ方、どれもこれも、見たことを頭で考え自分の身に置き換えて実践するのは容易ではなく、学習能力のなさに悲しくなります。

とはいえ、飽きっぽい自分が5年も続けているということは、ある意味すごいことなんですけどね。これだけは自分をほめてあげたいです。

来月はいよいよ還暦に突入してしまう私ですけれども、趣味は?と聞かれた時に、胸をはって古武道と言えるくらいは進歩したいですよね。

もう少し真剣にやらないと、と思い基礎体力もつけようとフィットネスジムにも通い始めたのですけれど、そこで思わぬ光景に出くわしました。

今日の漫画は、ジムにいた、私よりずっと高齢の女性の勇ましい姿です(笑)

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実際に小太刀と木刀でやると、どんなイメージかというと

柔剣雷心会第十回演武会を『秘伝』が撮影した画像

 

老いにも個性がある

家族 高齢の親のこと

子供が生まれると、母子手帳に記載された発育曲線を判断基準に自分の子供の成長を見守るということを、一般的なら親なら誰しもやっていると思います。

そして人生の終末になってくると、今度は、要介護度の基準で年老いた親の状態を確認するようになってきます。

けれども、子供の成長時もそうですが、人間にはこういった一般的データや数値等の基準だけでは測ることの出来ないものがあったりしますよね。それを個性と呼んだらいいのでしょうか。

母の老いは、腰痛から一気に進行し、毎朝規則正しく起きて着替え食事するという生活は出来なくなってしまいました。けれども、日常生活でそれまで母がやっていたことは、いまだに気になって仕方がないようで、色々と口出ししてきます。


一方義父は、ケアホームで規則正しく日常生活を送っていますけれど、時間・場所・ひとがだんだんと認識出来なくなっています。それでも、会って話をすれば、全く普通だし、ユーモアのセンスもあり、義父の楽しい人格はそう変わってはいません。

たぶん老いも子供の成長と同じで個性があり、それは生き方と言えるのかもしれません。そういった個々の生き方を尊重しつつ介護するというのは、とても難しいことですね。

 

義父のケアホームに訪問すると、テレビの音だけが響くリビングで、入居者の方達が互いに関わるこことなく、部屋のあちこちに座っています。
私達が入っていくと、それまでテレビをボーッと見たり、新聞を読んでいた義父の顔はパッと明るくなりとても嬉しそうな表情に変わります。

最近の私は、義父と一緒に何か面白いことをしようと考え、ゲームを買いまして、それを持って訪問しています。

ゲームは、懐かしの「黒ひげ危機一発」と「ドンケツゲーム」です。

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ケアホームに行き、義父の部屋で夫と私と三人でゲームをするんですが、おかしくて大の大人が子供のゲームで大盛り上がりしてしまいます。

黒ひげ危機一発」では、お父さんに青いナイフを持たせると、樽に向かって真剣な表情でエイって突き刺しました。軽く刺すだけでよいのに、お父さんはグサっと勢いをつけて刺し、その後もしっかり刺せたかガシガシやっています。だから、刺すことに夢中で直後に黒ひげ人形がとんで行っても気づかないのでした。動体視力のせいかしら。そして、お父さんは運がいいのか?悪いのか?続け様に二度も最初の一発目で黒ひげ人形をとばしたのでした。24分の一の確率ですよ。ある意味すごいですよね。

「お父さん、ナイフを刺すと、樽の上から黒ひげ人形がポーンって飛び出すので、この樽の上をよく見ていてくださいね」と私が言うと、やっとゲームの趣旨がわかったようで、その後、夫や私が黒ひげ人形をとばすと「おおーー!」と喜んでくれました。

また、「ドンケツゲーム」での義父は、対戦相手のお尻の動き出しをよーく見てレバーを操作する素晴らしい動きで、無敵でした。

ケアホームを出る時に、スタッフの方が、「お優しいですね」と私達の訪問を喜んでくれました。そういえば、私達が面会している時に他の訪問者に遭遇したことはありません。それぞれご家庭の事情もあるでしょうけれど、ケアホームに頻繁に訪問する家族は案外と少ないのかもしれません。

 

さて、お父さんとはゲームで盛り上がりましたが、実家の母には何をしてあげたら喜んでくれるのだろうと、考えてしまいます。同居している兄嫁が日常は一生懸命お世話をしてくれているので、私が母のために出来ることは、今のところ、お風呂の手伝いと話し相手くらいしか思いつきませんが、話し相手というのも大事なケアかもしれませんね。

認知症にはジョークと笑いで

高齢の親のこと 家族

ケアホームに入所している義父を訪ねると、毎回繰り返し言うことがあります。

あちこちのポケットをまさぐったあとに
「困っちゃったんだよ。財布がなくなって朝から捜しているんだけど、全然見つからないんだよ。どこにやったのかなー。しかし、俺もボケたな」と。

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そもそも義父は家族と食事に行った時は、終わり頃になると必ずトイレに行くと言って席を立ち、その帰りにお会計をサラッとすませて来てしまうというひとでした。

食べ終わって「お会計は?」と夫が言うと
「もうすませたよ」
とさりげなく言い、私達がお礼を言うと、片手をあげてニコっといいからというしぐさをします。恩着せがましい態度は決してしないんですよね。

 

そんな義父ですから、お財布がなくなってしまうというのは、気分的に居心地が悪くどうにも気になってしょうがないのだと思います。それでなくとも、認知症になると、よく財布をなくすというトラブルの話を聞くので、義父にかかわらず大切なお金がなくなることの不安をいつも感じているのかもしれません。


それで、毎回お財布の話題になると、夫が優しく助け船を出し
「お父さん、ここではお財布はいらないんですよ。ここは、お金を使わなくても大丈夫なところなので…」
とケアホームがお財布なしでも生活出来る場所だという説明をし始めます。

しかし、お父さんは最近説明的な話というか、長い話を聞いても内容が頭に入っていかない様子で、私が夫とのやりとりを見ていると、ほとんど訳がわからないといった顔つきになります。

そして、しばらくすると、再びお財布の話を持ち出すので、この間の訪問では、私が応戦してみました。
「お父さん、私にお金をくれようとしているんですか?だったら、ポケットに入れられるような小金はけっこうですよ。下さるなら、こう帯封のしてあるお札の束がいいなぁー」
ジョークを言ってみました。すると「参っちゃうなー」と、大喜び。その日は、それきりお財布の話は出ませんでした。

義父は、想定外の面白い会話にとても素早く反応して大喜びします(^_^;)認知症になっても笑いのセンスがあるので、こちらの冗談は通じるし、義父の冗談は不思議とすべりません。

 

それにしても、夫は実に親孝行な息子で、先日の訪問では、父が戦後会社を起こして50年の長きにわたり経営者として苦難を乗り越え頑張ってきたことをほめちぎり、僕らはいつも尊敬しているんですよ、と持ち上げまくっていました。
「そうか、50年。そんなになるかなー」と義父が気持ち良くニコニコとしているところに、想定外のツッコミを入れるのが私です。
「そうですよー。もしかして、どこかに隠し子とかいるんじゃないですか〜?」
とニヤニヤして私が言うと、義父はものすごく身体を揺すって大笑いしながら、夫に向かって
「このひとはさあ、時々すごいこと言うよなー。今、俺は頭にショックがいって、ボケた頭がシャキーンとしちゃったよ」と、義父流の自虐的なジョークを言って私達を笑わせたのでした。しかし、「時々すごいこと言う」と言ったのはちょっと嬉しい驚き。なぜなら、5分前のことも忘れてしまう義父が、前にも私にショックなことを言われたこと思い出したようなので、私はいい気なもんで勝手に嬉しくなったりするわけです。(いいかげんにしろよってこと?)

そうやって、夫はいつも父をほめちぎる役ですが、私の役目は、放っておくと延々と続く義父と夫の当たり障りなくまともすぎる(笑うところのない)話題に、横から冗談を言ってかき混ぜ、大笑いさせることだと思っています。

認知症にはジョークと笑いで、本人が気になってしかたのない話から話題をそらせるというのもひとつ手だなあと、最近感じたのでした。