今日もぽれぽれ

「ポレポレ」とはスワヒリ語でのんびり、ゆっくりという意味です♡

家庭的だったんだね

大学を卒業し、会社勤めしだしてからの娘は、毎日家と会社を往復しているだけで、家事なんてほとんどせず、たまーに食器を洗ってくれる程度で、家族のためにご飯を作ってくれたことは、あったのか?っていう程度でした。

娘の仕事は、広報という職種だったので、平日だけでなく土日も忙しかったりしたので、家のことで私が用を頼んでもあてにならないし、悪く言えば、全く使えない人という感じでした。

母子家庭時代に娘は、仕事しながら家事も子育てもする私の姿を見ていたはずなのに、こんなに家のことをやらない娘がお嫁にいけるんだろうかと、適齢期になった娘を見ながら、よく夫と心配していました。家事云々ということもそうですが、それ以前に、一緒に暮らすひとへの思いやりというものがないと結婚はうまくいきません。我が家で暮らしていた時の娘は、常に自分のことでいっぱいいっぱいでしたので、そういうところを見ていても、正直、結婚は難しいだろうなと思っていました。

今日の漫画は、娘の結婚後、娘と二人でバレエ観賞に出かけた時のことです。

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この間、高校時代の友達が、子供の結婚式は親の卒業式なんだと教えてくれました。

子供を生んでから、ずっと成長を見届けて来ていますが、いくら勉強が出来ても、それだけじゃ親は不安です。そして、いくら仕事が出来ても、やっぱりそれだけじゃ親は不安です。じゃあ、結婚相手を見つけて結婚出来ればいいのか、っていうと、そういうことでもないような気がします。

もし自分以外に大切に思うひとが出来て、思いやりのある関係が築けたならば、親として、やっと子供をひとり育てあげることが出来たという気持ちになるように思います。

最近、「都民ファースト」という言葉が流行っていますが、妻なら「夫ファースト」夫なら「妻ファースト」という自分よりもまず相手を思う気持ちが芽生えて、そして結婚式を迎えるのであれば、それはまさしく親の卒業式と呼べるかもしれませんね。

最近も娘とLINEで会話したりして、娘が本当に夫である彼を大切に思っているなと感じることが多々ありました。来年の娘の結婚式には、私はようやく親を卒業出来そうです。