きりたんぽ事件
一時寝たきりで飲むことも食べることもできなくなっていた母が、最近食欲旺盛になり、めざましく元気になってきました。
食べられるようになると、起きられるようになり、起きられるようになれば、つたい歩きできるようになり、食事は元気の源だったのだなと改めて気付かされます。
しかしながら、認知症が進行してきた母は時々昼夜逆転しているようで、家族が寝静まった夜中に、お腹が空くと台所に入り冷蔵庫の中からパンとジャムを取り出してこっそり部屋で食べているようです。バナナやドーナッツのようなお菓子も台所に置いておくと、朝にはなくなっているそうです。そうした母の奇行に家族は戸惑いつつも、まるで子供みたいなので可笑しくて何だか笑ってしまうのです。
今日の漫画は先日実家に行った時の話。
台所のものを盗み食いするなんて、以前までの母だったら考えられないことです。今回は調理前のきりたんぽで、硬いけれど食べられなくはない物だったので、まあ良かったのですけれども、ちょっと前はどこでみつけたのか「にんにくカプセル」を黒飴と間違えて食べてしまったことがありました。部屋中がにんにく臭で充満していたので、私が不審に思い母の寝床の周りを探索したところ「にんにくカプセル」の袋がおいてあったので、びっくりして取り上げました。
しかし、こんなに元気に復活したのは、あの日の「にんにくカプセル」のせいなのでしょうか?だとしたら、にんにくパワーはすごいですよね(笑)