昭和世代の私は家族の写真をよく撮ってはプリントし、フォトアルバムに保管し子供がまだ小さい時などは何度もながめたりして幼かった時分を懐かしんだりしたものでした。
その後は撮るには撮っても写真整理が追いつかず、簡易ポケットファイルに入れたままだったり、写真屋さんから上がった時の袋のままだったり、時間があっても決して手をつけない状態が続いてました。子供達が家を出る時にはそれらをザックリ渡そうなんていう魂胆でいましたが、いまだにそれらの多くは私の手元にあります。(娘は自分が気に入っている写真だけ少し持っていきましたが)
夫は写真が大好きだったのか、自分の人生のステージごとに形状の異なるアルバムに整理して保管してましたが、会社に入ってからは使い捨てカメラ全盛時代もあってか未整理状態のも結構あり、それら全部をまとめるとダンボール1個分はあり、正直私が見ても何がなんだかわかりません。
夫の遺品整理の流れで写真も整理しようと思ったのですが、これって整理し保管しておく必要があるのか?と疑問がわいてきました。

家族写真は確かに思い出いっぱいなのですが、個々の写真というのは、その本人が記憶を呼び覚まして楽しい思いにふけることはあっても、他の家族が見ても「ふぅ〜ん、こんな時代があったのね」くらいのものでしかなく、その時の様子を知らないから保管してあってもどうしていいのかわかりません。
子供の写真は撮っておけば子供が喜ぶかと思い、赤ちゃんの頃から小学校時代まで、いたる所いたるシーンでかなり撮ったにもかかわらず、その類は子供よりもむしろ子供の成長を見届けた親としての記録写真なのでしょう。だから、親の私はウルルと来るような写真であっても、子供はそれほどでもなかったりして(笑)
家族の写真は撮られた人よりも撮った人の心に刺さるもの?
さて、一度夫の写真を広げてみて、どう整理しようかと正直悩みました。いや、この際、自分のも子供達のも、沢山あるこれらのプリント写真はどういう形にすべきなのか?
夫だけの写真はとりあえず処分しても許されるかなと思いました。
というのも、母の親友が(今97歳)ご主人を亡くされた時、膨大に残された写真について「こんなもん、子供達や他の人が処分するのは困るだろうから、私が処分するしかない」と語っていらしたことを思い出したからです。母と同じ女医さんという職業のせいか、母とよく似て潔いなあと感心したのでした。
一枚一枚丁寧に見てあげて、処分するしかないのかもしれません。
私の小さい時からのアルバムは、私にとって両親が写っているため今はまだ処分しがたく、また子供達の写真も私の子育ての記録でもあるから処分したくないし、かといってこの先ボケてしまうかもしれない私が全部持っているというのも・・・
家族全員の写真を業者に依頼してプリント写真はデータ化し、私のパソコンに保存されているデジカメ写真やスマホデータ画像をHDDかSSDに保存したらいる?なんて子供達に聞いたとしても、きっと「いらない」か「見ない」かで迷惑がられそうです。
まあ私だって、自分のスマホの写真も膨大にありすぎて整理できていないのだから、家族の写真整理なんて、何十年も放置してきたものは、相当重たい腰をあげないとできない気がしました。