そして家族に その７

３人分の洗濯物が４人分になるのは、主婦にとって、けっこうな負担になりました。しかも、早朝からあまりにやることが多かったので、夜のうちに干しておくのが習慣になりました。夜遅く帰宅し、食器の片付けや洗濯物をたたんで干したりと忙しい私を見て、娘が干すだけなら、寝る前に自分がやってあげるよと言ってくれました。正直、本当に嬉しかったです。これまで私がピンチとハンガーに干し方で仕分けして、シワにならないように一度全てをたたんでから干すというのをよく見ていた娘のやることは完璧でした。ところが、よく見ると、ピンチにしてもハンガーにしても、真ん中で見事なくらいの境界線があり、10代の娘の繊細で乙女な抵抗がこんなところにあったんですね（笑）

誤解を招きそうなので、付け加えますが、夫が家の中でシャワー後とか暑いとパンツ一丁でウロウロしていたら、息子も真似してそれをやるようになりました。まだ10代の娘はそういう状況を含めて苦手だったんです。男どもの履いているパンツと自分の可愛いキャミソールとかがくっついてほしくなかっただけということでした。