夫婦のかけひき
休日に夫と二人でショッピングセンターに行った時、お昼をどこかで食べようということになりました。ものすごく混んでいたのと、広い館内をウロウロと探し回るのも面倒だし、たまたまみつけたラーメン店が安かったので、ここにするかと列に並びました。
私のちょうど前に並んでいたご夫婦が、この食事代をどちらが支払うかでもめていました。昼ご飯なんだから、渡している生活費でやりくりしろという夫の言い分と、ショッピングセンターでの食事はレクリエーションだから食費から払うのはおかしいと言い出し、けっこうシビアな会話に発展してました。
若いママ!がんばれ!
なんて応援していたら、その夫婦のやりとりを一緒に見ていた夫に足をすくわれちゃいました。
今日は、その時のご夫婦のもようがおかしかったので漫画にしてみました。
この漫画に描いた勝利への儀式?笑ってしまいました。小さい時、やっていたけど、久々に見ました。あれって、私も昔やっていたけど、おまじない的で、本当はあまり意味ないですよね?
夫婦のあり方
今日デパ地下に買い物に行き、帰りにカフェに入りました。
お隣の席は仲良しのご夫婦が座って、ご主人が楽しそうに、笑いながら冗談も交えて色々お話されていたので、最初、奥様が車椅子に座っていらっしゃることに気づきませんでした。
奥様はご病気のせいか手足が不自由なご様子で、ご主人がフォークでケーキを口に運んでました。とても嬉しそうに召し上がっているので、ご病気になる前から、よくこのカフェにいらしていたのでしょうか。そんなお二人の様子を見ていたら、今更ながら、夫婦って年とってからがいいんだなあと思ってしまいました。
実家の母は、最近腰痛が悪化し、ついに毎日寝たきりになってしまいました。もともと無欲で、着飾ることも、美味しいものを食べることも、旅行にも興味がなく、家にいるのが好きという母でしたので、ここのところ一気に老け込んでしまいました。そんな母を見ていたら、20年前に先立ってしまった父がもう少し長生きしてくれていたら良かったのになと、思ってしまいました。
母に言わせれば、父は大変手のかかるひとでしたけれども、それでも父と母はよく会話をしていたし、数年に1回くらいは無理矢理旅行にも連れ出してくれていました。
私達夫婦はたまたまやっておりませんけれども、教会での結婚式では「誓いの言葉」を読み上げていますが、あの内容の意味が本当に心に収まるのは、私達くらいの年齢になってからなのではないでしょうか。
今日の隣席のご夫婦のように、どういう状況になろうとも、いたわりあい、笑いの耐えない、そんな夫婦でありたいと「誓いの言葉」を思い出して漫画にしてみました。
ジムの情報伝達力
再婚して今の場所に移り住み、近所にとても大きなスポーツジムがあることに、ちょっと心躍らされました。夫に入りたいと言うと、「僕はメンバーで何年もお金を払っているけれど、まだ2回しか行ってない。案外行かないもんだからお金の無駄だよ」と言われてしまいました。
私にとってはスポーツジムに通うというのがステータスのような気がして、母子家庭時代からちょっと憧れていました。でも、再婚以来ずっと仕事も家事も忙しかったし、ちゃんと通える自信もなかったので、なんと12年も逡巡していたんですが、最近ついにジムの入会を決意しました。
入会してみると、更衣室といい、エクササイズの教室といい、プールといい、お風呂といい、何年も通い続けている地元の人達のまさにコミュニケーションの場という感じでした。
私は人見知りはしないのですけれど、既に出来上がっているグループの中に入っていくというのが苦手です。それでも、せっかくお金を払って入会したのですから、自分の身体づくりのために、とりあえず、ヨガの教室と水中ウォーキングの教室に参加してみました。そして、私はなるべく存在感を消しているんですが、今日そのジムで、まるで子供時分にやった伝言ゲームみたいに話が伝わるのを見て、面白いなあと思いました。
それにしても、水中ウォーキングの時、あちこちで団子のようにくっついておしゃべりしている人達をみかけませんか?なんで、水着であのプールで話しこんでいるのか不思議でしょうがありません(笑)
Hei Siri!(ヘイ シリ)
最近、ブログに漫画を投稿しようとすると夫や娘から、それはブログにのせないでと、我が家の家族倫理委員会(俗して家倫)がうるさくて、描きたいと思うネタで投稿できなかったりします(笑)
そんなわけで、夫が戻るまでにさっさと投稿してしまおうと思ったら、アップする前に夫が家に戻って来てしまいました。うーん、今まさに、投稿しようと思っていたのに。。。
帰宅早々、パソコンのディスプレイを覗き込みながら
「何、また僕のこと描いてるの?」
と夫。
「だって、あなたはポレポレの大人気キャラクターだから。世間で知られているあなたと、うちにいる時のあなたのギャップが面白くて、すごく受けているのよ」
私は、夫をおだてつつ、家倫チェックなしに投稿します(笑)
ところで、最近老化傾向にある私達夫婦は、暗いところで文字が読みにくかったり、スマホの小さい字を見るのも、文字打ちするのも大変になってきました。(特に夫が)
そんな状況を見て、私が優しいアドバイスしたのでした。
普通の声でやればいいのに、やたら大きい声で外人のように「ハァ〜イ シリ!」と話しかけた夫。
当然、シリにもう一度「Hei Siriと話しかけてください」と言われてました(笑)
母がいてこその実家
以前にもちょっと書いたのだけれども、実家というのは何なのだろうって思います。
辞書で引くと、
じっ‐か【実家】
1 自分の生まれた家。生家。
2 婚姻または養子縁組によって他家にはいった者からみて、その実父母の家。
とあります。
幸い私の実家は、建替えはしたものの、私の生まれた土地にある家なので、母が今住んでいる家は、辞書通り「実家」と言えます。
でも、もしこの先、母がいなくなり兄夫婦だけの家になったら、それは実家なのかなあと考えると、どうもしっくりこないような気がします。
また、うちの子供達にとっては、今私の住むこのマンションで生まれ育ったわけではありません。けれども、私が住んでいるということで、今は引越て別の場所に住む娘もここを実家と呼んでいます。
要するに、実家とは、自分の親が住んでいる場所のような気がしてなりません。
私の場合は、父は20年以上前に他界してしまったので、実家に行くと、いつも母がいます。
それって、当たり前のことだけれども、ものすごく嬉しいことなんですよね。
いるだけで有難いのです。
ところが、母は、常に家族のために何かしてあげていないと自分の存在価値がなくなってしまうように思っているのです。
この間も、たまたま実家に行った日が夫の誕生日だったので、そのことを告げると、家の中をあちこちウロウロして、不揃いの缶詰を3つ探しあて、これをあげてちょうだいと私に差し出しました。
私は実家の帰りに、買物をして帰る予定だったので、
「お母さん、悪いけど、重たいし、これはいいよ」
と突き返すと、母はすごく残念そうにしていました。
実家に行くと、母との別れ際、年老いていく母が不憫になり、実家からの帰り道は少しだけ悲しい気持ちになります。
母に私のこの思いを伝えたら、少しだけ笑顔になりました。
夫への誕生日プレゼント
9月の夫の誕生日間近になってくると、子供達と毎年きまって今年はどうしようと悩みます。
その前に父の日があるので、そこでも子供達はプレゼントしているので、1年に2度だと、だんだんと何をあげたらいいのかわからなくなって来ます。
反対に、夫はお誕生日プレゼントを買うのが大好きな人で、皆のお誕生日が近づくと、いそいそとデパートに出かけて、選ぶのを楽しんでいるようで、とってもありがたいことです。
さて、今年のお誕生日を前にした8月、子供達と私とで会議。。。
これまで夫にプレゼントしてきたおもだったものを分析してみました。
高級靴磨きセット→一度も使ってない
落語視聴用CDラジカセ→使ってない
スポーツウォッチ→電池切れ
自動巻き腕時計用ウォッチワインダーボックス→電源切ってる
スポーツジム用トレーニングウェア一式→ジムに行かない
Appleから出してるオシャレなヘッドホン→使わない
Kindle→最初は使ってたけど今はほとんど使ってない
一体なんだったら長く気に入ってもらえるんだ!
と悩ましいプレゼント選びなのです。
今日は、そんな夫への誕生日プレゼントをテーマにした漫画です。
とまあ、色々と考えて「リオデジャネイロ2016 日本代表選手 金メダリスト公式フレーム切手」をプレゼントすることにしたのですけれど、まさか、12個も金メダルを取るとは思ってもみなかったので、予算を考えて気が気じゃなかったです。この後パラリンピックもあるぞってドキドキしてましたが、残念なことに金メダルは取れなかったので、切手シートは12枚で打ち止め(笑)
それと、もうひとつ、ビッグな「イチロー選手MLB™3,000本安打達成記念プレミアムフレーム切手セット~3,000本の軌跡~」の切手セットもネット注文したので、夫も保管しがいのあるプレゼントになったのではないでしょうか。まだ全部届いていませんが。。。
ちなみに、日本郵便ときたら、金メダル切手シートを1枚ずつ送料つけて送ってくるんです。その送料が高い!切手シートが1400円だというのに、送料が620円もかかるんです。同時に買物かごに入れて注文しても、送料はひとつひとつにかかるという仕組み。
まあ、考えたら、これで儲けているような会社ですものね。仕方がないですね(笑)
オシャレしてケアホーム
認知症が進み始めケアホームに入所した義父に面会に行き、気付いたことがありました。それは、義父が私の名前を呼ばなくなったことです。
名前を忘れてしまったのかな?とも思ったのですけれども、もしかしたら、この人は誰かな?って思っているような感じがしたのでした。
それで、ケアホームに義父に面会に行く時、私は軽装で行くのをやめて、オシャレしていくことにしました。何故ならば義父はいつも私達家族を一流のお店に食事に招待してくださったので、私が義父と会う時は当然のことながらオシャレをして行ったからです。
ケアホームというところは、作業しやすいポロシャツとスラックスをはいているスタッフさんか、入所しているご年配の車椅子利用者が多いので、見た目バリっとオシャレしている人が全くいないということに気付きました。
義父は90まで会社経営者だったので、それこそ毎日スーツを着て出勤していたし、オフィス内で働く人も一応はバリっとしていたと思います。ところが、ケアホームは、くつろげる空間づくりをしているので、そこに入所している人も働くスタッフも、また訪問する人までもが、皆ほとんどがラフな格好をしているのです。
そんなところに、バリっとした格好でお嫁さんが面会に来たら刺激の少ない単調な毎日を華やいだ気分にさせてあげることが出来るのではないか、そう考えた私は、義父とデートに行くような気分でオシャレして訪問することにしました。
義父は言ったそばから忘れてしまうので、その日は何度も何度も繰り返しほめてくれたのでした。帰りがけに、夫も「君の戦略は正しかったね。君の名前も呼んでたし。それに、今日のお父さんはものすごく嬉しそうだった」
いい意味での刺激は大事。
大好きな義父に忘れられないように、これからもオシャレしてデートファッションで面会に行こうと思います。