あたりまえじゃないのよ
今の政権は「すべての女性が輝く社会づくり」を提唱していますが、安倍首相の描く女性の活躍が期待される社会で、果たして女性は輝きを失わずに生きていけるのでしょうか?
私はいつも疑問に思っています。たしかに、働く女性の環境が整って、社会的地位も得られるようになることは素晴らしいです。でも、それは外でも内でも働けっていうふうにしか聞こえないのです。
時短勤務であろうと、家に戻れば、家での労働が待っているわけです。その上、家事労働は女性がして当り前と思われていて、疲れていても炊事掃除洗濯の家事や子育てに関わるいろんなことは、たいていが女性がやらなくてはならないのです。男性が家事をやったとしても、それは「手伝う」というポジションなのではないでしょうか。
私の娘も、仕事と家事を両立する私の姿を見ていても、それが輝いているなんて思っていないと思います。常に時間が足りなくて、睡眠不足で、家事がちゃんとできていないことへのイライラが蓄積され、仕事の責任と重圧でも苦しめられ、余裕がなかったように思います。
先日、娘がやってきて結婚式のために小さい頃の写真が欲しいと言われ、トランクルームの段ボールをひっくり返し大騒動したのですが、ほんとに幼児期の写真だけしかアルバムに入っていなくて、あとは未整理の写真の山。自分で時系列に揃えて整理してねって感じで引き渡したのでしたが、家族の一番大事な記録すらまともに作って来れなかった自分の生活がいやになりました。
だからね、私は少子高齢化社会に向けて、ぐだぐだと言葉を連ねたりしないで
「男も家事をしろ!」と言いたい。
これは、もちろん息子にも言っているんですけど、ちっとも理解してくれてません。男が自分ごととして家事をするようになれば、女性は外でも内でも輝けるんです。手伝ってあげる家事ではなく、あたりまえのように家事をしてほしいのです。
ということで、今日は最近思うところを漫画にしてみました。