なかなか家を出られない
若い頃は、サッと身支度して家を出られたはずなのに、最近の私は出かけるまで異常に時間がかかります。
あれはどこにあったかしらとか、そうだあれも入れて持っていかなくてはと、思いついたものをウロウロしてかき集め、直前になって、やっぱり重たいから少し減らそうと、またバッグの中身を出して入れ替えたりしているうちに、肝心なものをうっかりテーブルに置き忘れてしまったりします。
そうなることがわかっているのだから、早く準備していたとしても、やっぱりバタつきます。これは、やはり老化の一種なんでしょうか?
また、出かける時に持って行こうと玄関とかにわかるように置いておいても忘れてしまいます。またよせばいいものを、出がけにスマホの充電が不安になり、わざわざバッグから取り出して充電したりすれば、必ずといっていいほど忘てしまいます。そうそう、さあ行くぞと出たら、お財布にお金が全く入っていないパスモのままメトロに乗って出かけた先で慌てたこともありました。
今年の年賀状ではないですけれど、色々と来ちゃってます、はい。
今日の漫画はそんな日常を描いたものです。
自分だけでなく、皆も同じようなことあるといいなあ〜(笑)
最近、「OK Google」を設定すると便利という話を聞きますが、部屋の中で見失いやすいカギ、メガネ、パスモ、お財布などを、見つけて教えてくれる機能の方がほしいですよね?
そのうち、出かける準備をして、いざドアを出た途端に、どこに行くのだったかを忘れてしまうのでしょうか(笑)やだやだ。。。
家族が家にいる時間が長いと
年末、お正月と、家族が家にいる時間が長いことは、楽しくにぎやかでありがたいことです。が、気づくと、グラスやカップがすごく増えていませんか?
朝のお水から始まり、次々飲み物を変えるたびに、異なるカップやグラスを使うと瞬く間に、ドリンクの数×人数分の洗い物ができてしまうのです。
またちょっと外に出ると子供達は必ずペットボトルを持ち帰ります。それらも加わって、リビングはあちこちにグラスとカップとペットボトルが飲みかけ状態で散乱します。夫は、いいよ、同じので飲むからというのだけれども、朝からずっと同じグラスなんて絶対に不衛生だと思うので、私が取り替えてしまうから、やっぱり増えてしまいます。
そうそう、冷蔵庫の水ピッチャーは気づけばもちろん私が水を補給していますけれども、家族が家にいる時の水の消費スピードが早い!そして、そもそも私は冷たい水を飲まないから、時々空に近い状態でピッチャー容器が冷えてます(笑)そうすると、夫が「誰だ?水を作って冷やしていないのは?」っていうんですけれどね、そんなこといちいち声に出して言わないで、毎回静かに補給してほしいなって思います。「この間も僕がいれたんだよ」と、そういう言い方をされると、じゃあお茶を毎回入れているのは誰?って言いたくなってしまいますよね。
私も言ってみたいですよ、
誰だ?洗濯物を出したのは?とか、
誰だ?食べた食器を運ばないのは?とか、
誰だ?トイレを汚したのは?とか、
誰だ?リビングにいろんなものを放置しているのは?とか、ねえ。
私も還暦過ぎたし、これからはほんの少し楽をしたいです。重たいゴミ出しとか、新聞紙のゴミ出しとか、そっと気づかぬうちにやってくれたら、私がどんなに嬉しいか。夕食の後片付けが一段落してやれやれと座った時、お茶が目の前に出されたら、それだけで舞い上がるほど嬉しいのです。世の夫達は知っているでしょうか?
新年明けましておめでとうございます。
新年明けましておめでとうございます。
お正月はいかがお過ごしでしたでしょうか?
我が家のお正月は家族4人でこれまでにない豪華な牛しゃぶをしたのと、私の実家に行き兄夫婦と姪と総勢6人でカラオケに行ったのとで、家族にぎやかに過ごすことができました。
昨年の9月に突然衰弱し一番の気がかりだった母が、家の中でつたい歩きできるまで復活したので、私としては無事に年を越せたという気持ちがひとしおです。
今年は平成30年で、来年には新元号に変わってしまうのですね。昭和生まれの私は、最初平成という元号になかなか馴染めませんでした。我が家では息子ひとりだけが平成生まれで、異端って感じがしてましたもん(笑)
私たち世代の親で大正生まれというのはごく一般的でしたが、明治生まれときくと、ものすごくご年配の方という気がしたものです。それが、今度平成が終わり、新年号になって生まれた子供達にとっては、昭和生まれときくと、私が明治生まれに感じていたくらい、ものすごーく高齢の人イメージになってしまうのでしょうか?なんだか、ガッカリですよね。
そんな話を娘としていたら、「私は昭和の最後なのに、お母さんと同じ昭和生まれの人たちと一緒にされたら、どんだけ年いってる人かと思われちゃうよ」と言われてしまいました。
とはいえ、昭和という激動の時代は、特に戦後からめざましく経済復興と発展を遂げ、人々の暮らしが劇的に豊かになった素晴らしい年なのです。今も私たち世代は昭和の名残を大事に誇りに感じているし、何よりも今の若者達が快適に過ごせている生活基盤のほとんどは昭和に築き上げられたのではないでしょうか。この先どれほど人々の暮らしは豊かになるのだろうと思っていたのですが、今、世の中は少しずつ輝きを失いつつありますよね。本当の豊かさは、物質的なものだけではないと、そろそろ人々は気づき始めたようです。
来年には終わってしまう平成の締めくくりを、人々が豊かな気持ちでおくれるようになりたいですよね。そんな願いを込めながらも、ぽれぽれ漫画は次元低くスタートです(笑)
夫も私も最近は色々と来ちゃってます。
この漫画を描いて夫に見せたら、「来てるって何が来てるんだよ、ちっとも面白さがわからない」と申してました(笑)あらら、でも、行っちゃってるよりましかと思いますけどね(笑)
私と夫の老化は、寄る年波には勝てませんが、息子の体重増加だけは是非とも食い止めたいと思います!
今年もみなさまにとって、素晴らしい年となりますよう、お祈りしております。最近、さぼり気味の「今日もぽれぽれ」ですけれど、どうぞこれからもよろしくお願いします。
夫の筋肉痛
この年になると、ちょっとやりなれない運動をすると必ず筋肉痛や腰痛になります。運動と呼べないような部屋の掃除や片付けでも、重たい荷物を買い物で持ってもそれは起こります。本当にいやになります。
年だから仕方がない、そう言えば、すべて解決できるけれど、母や義父の90と93の年を考えると、まだなんと30年以上もあるんです!子供がオギャーと産まれて30歳になるまでの長い年月、それと同じ長さの人生がまだこの先に続くのかと思うと、ゾッとします。大丈夫なのか?私の身体。
楽天家の私ですら、我が身の体力の衰えになんとかしなくてはと、古武道やったり、筋トレしたり、ヨガを始めたりと悪戦苦闘しているのに、夫はほとんど何もやりません。週末に散歩する程度。それも暑いといっちゃやらないし、寒いといってはやらないので、気候の良い時に、疲れない程度の心地よい散歩。いいのか?それで?
つい先日、夫は京都へお友達と歩き旅をしてきました。すごく楽しかったと大喜びして帰って来ましたが、その旅行の一番のお土産は筋肉痛だったのではないでしょうか(笑)
ほんと、こういう言い間違いって楽しいですよね。あまりに素敵な言い間違いだったので、思わず漫画にしてしまいました。
初代タイガーマスク、かっこよかったですよね!初代タイガーマスクをつけた夫を想像したら、その日も次の日も、普通に歩いていても吹き出してしまって。いやいや、あのボディーにないわ、それって(笑)失礼しました。。。
志高い叱咤激励
夏まで元気で家の中を歩くことができた母でしたが、9月のある日、ガクンと体力が落ち、その日を境に、一日のほとんどを横になって眠り続けるようになってしまいました。起き上がれなくなると同時に、飲み食いをほとんどしなくなってしまったので、母はただでさえ痩せていたのですが、みるみるうちに衰弱していきました。
そして、10月の要介護認定の審査の結果が先日出て、ついに昨年の1から4へと三段階も認定区分が上がってしまったのでした。
そんな母をどうするか家族で色々と話し合いました。母は自分が医者のくせに、入院するのは絶対にいやだと、何かあっても延命措置はしないでほしいと一筆したため周囲にも伝えていたので、兄嫁には苦労をかけることになってしまうのですが、私たち家族は、最期まで在宅で母をお世話することに決めました。
地域のケアマネージャーを選んで契約をし、彼女の仲介で在宅医療の医師も決まり、定期的に往診してもらう体制を整えました。
また、これまで私がやっていた母の入浴は、入浴介助サービスを利用することになりました。母の好きな氷川きよしのような若い男性ふたりと、女性の看護師の3人体制で、和室の座敷にシートを敷き、浴槽を運んでやっていただけるので大変ありがたいことではあるのですけれども、私と母との楽しい入浴タイムがなくなってしまい、なんだか心にぽっかりと穴があいてしまったような気持ちです。
母と仲良しの女医さんのお友達にも母の容態を伝えると、ついこの8月にうちでランチをしたばかりだったので、心配し母をお見舞いに来てくださいました。
お見舞いに来てくださった母のお友達は、私が母の口にジュースを運んでいると、そんなの自分で持って飲みなさい、毎日横になって寝てないでとにかく朝が来たら起きて着替えて、決まった時間に食事をしなさいと叱咤激励モードはんぱありません。
「大学時代の仲良かった友達もみんな死んだり、施設に入ってボケちゃって、もうヨシコさんしか友達残っていないんだから、一緒に生きてもらわなくちゃ困るんだからね!」
私が送っていきましょうと言ったら、「大丈夫よ、ちゃんと駅まで歩いていって、地下鉄に乗って帰るから」とピンシャン歩いて帰って行きました。90歳とは思えないしっかりとした足取りで。
友達も母と同じく夫に先立たれ、ひとりで長生きしても寂しいんですよね。特に彼女は一人で暮らしているので。だから、一緒に長生きしてくれる友はとても大切なのです。
母も「長生きするのも楽じゃないのよ」なんて言ってないで、友達のためにも、百歳まで頑張ってもらいたいものです。私も母を介護するために健康でいなくてはね。
※こちらもよろしく
「バックハグ」されたら
10月の番組改変期で登場した新番組「奥様は、取り扱い注意」が話題になってます。
綾瀬はるかさん演じる妻をバックハグして「ねえ夕食は後にしない?」という西島秀俊さんの破壊力はすざまじく、西島ファンだけでなく世の女性の多くが悶絶し、ツイッターでもかなり話題になってましたよね。
今日の漫画はそのテレビのシーンを交えながら(笑)
話題のシーンの動画を夫にスマホで見せて、今度、これを私にやってくれない?とおねだりしました。「はいはい、君も好きだねえ」的なリアクションの夫は、私の真意を知りません(笑)
甘い夫婦のシーンに、私がイメージしていたものは?
以前、古武道稽古で、このバックハグによく似た状況からの柔術を習いました。一見簡単そうですが、両腕を上げるタイミングといい、身体のゆるみを意識しながら相手の顔をなぞるように手で優しく圧をかけていくことといい、意外と難しいです。ぜひ、夫を相手に稽古したいものです(笑)
ところで、この新番組、西島秀俊さんに悶絶している女性が多いようですが、私は綾瀬はるかさんの「筋肉」と「格闘シーン」にどっぷり魅せられてます。これまでの女優さんは、ほっそりしたひとばかりでしたけれど、綾瀬はるかさんは、よく身体を鍛えていて、筋肉のつき方が実に美しいです。「八重の桜 」での薙刀、「精霊の守り人」での棒術のような武道、アクションシーンを自分でやってきただけあって、つくべきところにきちんと筋肉がついているのが、これまでの女優さんと違い、好感を持って応援しています。
しかし、この「ねえ夕食は後にしない?」という意味深なセリフ、いいですよね。若い夫婦だなあって思います。還暦過ぎた夫婦の間で、夫がこのセリフを言ったら「そうね、じゃあ、先に散歩しようか」ですよね(笑)ま、その前のバックハグはない?
まだ始まったばかりの「奥様は、取り扱い注意」、今後も注目です!最後は「Mr.&Mrs. スミス」の映画みたいな夫婦格闘シーンを想像しちゃうのですが、綾瀬はるかさんには、可愛い色気とキレッキレのアクションを期待しています。
「生きる」喜び
今日、実家に顔を出すと、ついこの間元気に復活したと思われた母が、また床に伏してました。そういえば、ちょうど一年前に母は寝込んでしまったのだよなあと思い出しました。もともと夏に弱い母でしたので、この暑さが少し和らぐ頃、夏の疲れから体調をくずしてしまうのかもしれません。
食欲もなくお腹もこわしているようでした。
これまで、母は寝込んでいてもトイレだけは自力で行ってたので下着と尿もれパッドで大丈夫だったのですが、今日の様子を見て、いよいよ紙オムツだなと思いスーパーで購入し、履き替えさせました。以前は紙オムツはまだいいと拒んでいた母でしたが、今日はすんなりと受け入れてくれたので、助かりました。
兄嫁の話では、どうも昼夜逆転しているようで、夜中に家の中を徘徊しているせいもあって、昼間は疲れて寝こんでしまっているとのことでした。
母の認知症もだんだんと進行してきた感じです。
まだ、私が誰だかわかるだけありがたいけれど、いつか私がわからなくなってしまう日が訪れるのかと思うと不安とせつなさがこみ上げてきます。
また、最近は、自分のまわりでいろんなことが起きます。やれ、お孫さんが生まれた、学校に入ったといううれしいお便りがある一方で、親がまたは友人が亡くなるという悲しいお知らせがあったりと悲喜こもごもですが、だんだんと親でなく自分も死ぬ年齢になってきたんだなあと実感させられるようになりました。
私自身はお陰様でとりあえず命にかかわる病気もなく、ああ自分は生かされているなあとありがたい気持ちを感じつつも、これからどう生きるか、どう生きたいか、そんなことも最近よく考えるようになってきました。
今日の漫画は私のまわりの「生きる」ことについてです。
食欲のない母にオムツを買いがてら、ケーキ屋さんでカスタードプリンを買って帰りました。プリンを見たら、子供のように喜び無心に食べる母があんまり可愛かったので、私はその様子に見とれてしまいました。
別れ際、私はなんだか母が愛しくてたまらなくなり、思わずハグをしてしまいました。
これまでそんなことをしたことはなかったので、母はちょっと驚いた様子でしたけれど、嬉しそうに「今日はありがとう」と言いました。
今の母の毎日は、何の喜びもありません。毎日、寝て起きての繰り返しです。でも、私がギューっとハグしたら、とても嬉しそうな顔で喜びました。
ああ、こういうことでも、母に喜びを与えられるんだなと、今日初めて気づきました。お風呂で抱きかかえた時とはまたちょっと違った、暖かい母の感触が私の腕に残りました。